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30年以上前に建てられた日本初の実用免震ビルで経年による性能劣化を確かめる実験が行われる

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地震大国日本では免震構造の建物の普及が進んでいますが、耐久実験など実証実験の歴史が浅いのが現状です。

こうした中、30年以上前に建てられた日本初の実用中の免震ビルの性能を確かめる実験が報道陣に公開されました。

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実験は、茨城県つくば市にある中堅ゼネコン「奥村組」の技術研究所管理棟で行われました。

この4階建ての技術研究所管理棟こそが、日本で初めて建設された実用の免震ビルです。

建物の土台部分にあるゴム製の免震装置の働きにより、ビルの揺れが吸収されることで揺れが建物に伝わりにくくなっています。

30年たった今、このゴムの経年による性能変化を検証する実験が行われたのです。

 

実験内容は

油圧ジャッキを使い建物を10cmスライドさせ、人工的に揺らすことで震度6弱相当の揺れを再現する実験が行われました。

実験中、3階のオフィスでは、揺れている最中も物が落ちることはありませんでした。

5年前の東日本大震災でも、本など物が落下することなく、棚が倒れることもなかったとのこと。

奥村組は顧客へ結果を報告し、ゴムに対する信頼性を高めることを狙いとしてこの実験は行ったそうです。


実験の結果は

ゴムの剛性変化率は竣工時に比べ、およそ9%堅くなった程度、設計時に想定した数値の許容範囲内に収まったと言います。

なお、ゴムの剛性変化率は、50年を過ぎても15%程度に収まるものと推測されています。

奥村組は30年に渡って得られた実証データを新たな免震技術の開発に生かしていくとのことです。

 

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